企業が自社のWebサイトを制作する際には「コーポレートサイト」と呼ばれる企業紹介のサイトを制作することが多いでしょう。しかし、Webサイトの種類の中には「ランディングページ(LP)」という種類もあるのです。

本記事では、ランディングページ(LP)を制作する際の流れや作り方について詳しく解説していきます。

ランディングページ(LP)の制作を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ランディングページ(LP)とは?

そもそも「ランディングページ(LP)なんて聞いたこともない」という方も多いでしょう。

ランディングページ(LP)とは、ユーザーが何かしらのアクションを起こすことを目的にして、縦長の1ページつづりで特定のコンテンツに特化させたWebサイトのことです。

一般的に“ホームページ”と呼ばれているコーポレートサイトでは、1つのWebサイトで5ページや10ページで構成されており、サイト内のページを巡回できる仕様になっています。

それに対してランディングページ(LP)では、1ページのみで縦長に構成し、スクロールでユーザーに対してコンテンツを発信するのです。

ランディングページ(LP)は「縦長に作るとユーザーが見にくくなってしまうのではないか」と懸念されることもありますが、スマートフォンの普及によって多くのユーザーがスクロールに対する抵抗が薄れているため、縦長に制作しても問題はないといえるでしょう。

ランディングページ(LP)制作の流れ

ランディングページ(LP)を制作する際は、以下のような流れが主流です。

目的を明確にする

まずは「なぜランディングページ(LP)を制作するのか」という目的を設定します。

この時の目的は企業によって異なり、ユーザーから商品の購入やサービスの資料請求・成約などの「集客」を求めるケースや人員不足や事業拡大に伴う「求人」などがあります。

ランディングページ(LP)では1ページつづりで制作するため、複数のコンテンツを組み合わせると情報量が多くなりすぎたり、何を一番に伝えたいのかが不明確になってしまったりするため、かえってデメリットになってしまうのです。

そのため、この時の目的設定は非常に重要となります。

ターゲットを設定する

ターゲットの設定では「ペルソナ」と呼ばれる架空の人物像を想定します。

ランディングページ(LP)制作の目的が「集客」であれば、どのような年齢層でどのような悩みを抱えているユーザーに情報を発信したいのかです。目的が「求人」の場合は、どのような年齢層でどのような経験をしているユーザーの募集をしたいのかなどを設定します。

ターゲットを設定せずに不特定多数のユーザーに対して情報を発信してしまうと、ユーザーが「自分事」と感じにくくなってしまい、興味や関心引きにくくなってしまうのです。

そのため、より明確な人物像のターゲットを設定しましょう。

構成を作る

ランディングページ(LP)において、構成は非常に重要です。

ただ単に発信したい情報を縦長に発信するのではなく、ランディングページ(LP)に訪れたユーザーの心理や心境の変化を想定して構成を組み立てます。

顧客の心理を活用した制作の仕方は後ほど記述しますが、ランディングページ(LP)は起承転結にもとづいて「ストーリー仕立てで作成する」と覚えておきましょう

デザイン

構成が決まった後はデザインを決めます。

ランディングページは、ユーザーに対していかにインパクトを与えられるかが重要ですが、インパクトを考慮しすぎるがゆえに見にくくなっては元も子もありません。

そのため、ユーザーに伝えたいコンテンツを目立たせるデザインが重要となり、コンテンツを際立たせるためにあえてデザインはシンプルに制作するというのも1つの方法です。

コーディング

コーディングでは、定めた構成やデザインをもとに制作していきます。

コンテンツの発信の仕方や複雑なデザインのランディングページ(LP)を制作する際は、コーディングに関する専門的な知識が必要となります。しかし、無料のランディングページ(LP)制作ツールを活用すれば、専門的な知識がなくてもある程度のクオリティは再現が可能となります。

公開

コーディング後にデザインやコンテンツに問題がなければ、ランディングページ(LP)を公開します。

このとき確認をせずに公開してしまうと、誤った情報がネット上に発信される可能性があるため、必ず公開後のプレビューを確認してから公開することをおすすめします。

ランディングページ(LP)の構成の作り方

ランディングページ(LP)を制作する流れについてご紹介したところで、構成の作り方について「起承転結」を踏まえてご紹介していきます。

ファーストビューでインパクトを与える

ファーストビューとは、ランディングページ(LP)を開いた際にユーザーが最初に目にする部分のことであり、起承転結の「起」の部分にあたります。

先述したように、ランディングページ(LP)ではユーザーに対していかにインパクトを与えるかが重要であり、サイトに訪れてもらったユーザーから興味や関心を引けなければ下の方まで閲覧されません。

ファーストビューを制作する際は紙媒体の「チラシ」を意識するといいでしょう。

チラシは紙1枚でユーザーの興味や関心を引くために「デザイン」や「コンテンツ」をはじめ「キャッチコピー」「コンテンツやテキストの配置」などさまざまな工夫がされています。

ランディングページ(LP)をより効果的なものにするには、このファーストビューが重要になるのです。

興味や共感を与える

つぎは、起承転結の「承」の部分であり、ユーザーが「自分事」と思い興味や関心を引けるような文言を発信します。

たとえば、ダイエットをしてもなかなか成果が得られないユーザーの興味や関心を引きたい場合は「なかなか痩せられない方へ」というような抽象的な表現ではユーザーの心には響きにくいです。

それに対して「いろんなダイエット器具やサプリを試したうえに運動しても痩せられなかった、、、そんなあなた」というように、より具体的な事例を踏まえることで、ユーザーからの共感を得やすくなります。

このとき、事前に設定していたペルソナが明確であればあるほど、共感できるフレーズも設定しやすくなるのです。

実績や活用例を紹介する

つぎは起承転結の「転」の部分であり、ユーザーから信頼を獲得します。

ユーザーから共感を得られたとしても、その商品やサービスに信頼がなければ購入や成約にはつながりません。そのため、その商品やサービスを活用することで実際にどのような成果が出ているのか、どのような活用方法があるのかを認識させる必要があるのです。

このときでも抽象的な表現は避け、できるだけ「数字」を活用しましょう。

ただ単に「痩せられる!」や「効果を出している人が多い!」と訴えかけるよりも「購入した9割のユーザーが7kg以上痩せている!」や「使用後のリピーター率は97%以上!」のように数字を踏まえることで、より商品やサービスの信頼性が増すのです。

訴求・クロージング

最後は起承転結の「結」の部分であり、ユーザーの商品の購入や成約を呼びかけます。

この時の注意点として、商品やサービスを「ゴリ押し」するのではなく、あくまで「ユーザー自身の判断で決定する」となるように誘導します。

ユーザーは商品を購入する際に「買わされた」と感じたときよりも「買った」と感じるときの方が満足度を高めやすく、リピーターにもつながる可能性も高まるのです。

そのため、最後のクロージングでは「買うべきです!」よりも「一度お試しください」というような言い回しの方がいいでしょう。

ランディングページ(LP)便利ツール3選

ランディングページ(LP)を制作するためのツールはさまざまありますが、今回は中でも特におすすめの3つをご紹介していきます。

ペライチ

ペライチは、無料でランディングページ(LP)を制作する際に第一候補といわれるほど有名なツールです。

無料で1ページつづりのランディングページ(LP)を制作できる「スタートプラン」から、最大20ページでオンライン決済や予約フォーム、メルマガなど幅広い機能を利用できる「ビジネス+プラン」があります。

基本操作が比較的簡単であり、専門的な知識がなくてもランディングページ(LP)の制作が可能です。

ペライチに関する詳細情報は以下の公式サイトからご確認ください。

(参照:ペライチ)

ジンドゥー

ジンドゥーは初心者でも簡単にWebサイトの制作が可能なことで有名です。

無料で使えるプランから、最大月額1,590円となっており安価で簡単にランディングページ(LP)制作が可能となるのです。

ジンドゥーはWebサイトのアクセス解析ツールである「Googleアナリティクス」と連携ができ、どの媒体からランディングページ(LP)に訪れたのか、どのキーワードでたどり着いたのかを分析できます。

ジンドゥーに関する詳細情報は以下の公式サイトからご確認ください。

(参照:ジンドゥー)

Wix(ウィックス)

Wixは「ペライチ」や「ジンドゥー」と並んで有名なWebサイト制作ツールです。

Wixではランディングページ(LP)用のテンプレートが掲載されており、自社の理想に近いランディングページ(LP)が再現しやすくなります。

プランは無料~月額2,700円の4つのパターンがあり、プランによってデータ容量や使用できる機能が異なります。

Wixに関する詳細情報は以下の公式サイトからご確認ください。

(参照:Wix)

まるっと制作会社へ

今回は、ランディングページ(LP)に焦点をあてて、特徴を踏まえて制作する際の流れや作り方について解説してきました。

ここまでで記述したように、ランディングページ(LP)は専用の制作ツールを活用することで初心者でも簡単に制作が可能です。しかし、ランディングページ(LP)を制作後に効果を出すには適切な作り方をしたうえで最大限に活用できるような工夫が必要となります。

そのため、Web制作だけでなく、広告やマーケティング知識やスキルが必要となるのです。

もし、自社にランディングページ(LP)制作や集客・求人に関する知見がある人材がいない場合は、ランディングページ(LP)制作だけでなく、広告やマーケティング・SNSなど幅広いノウハウやスキルを備えている「株式会社グッドラフ」にお気軽にご相談ください。