商品の購入やサービスの成約を目的にランディングページ(LP)を制作する企業が増えているなか、高い効果を発揮できているという企業は多くありません。

ランディングページ(LP)は制作するだけでなく、適切な運用が必要となるのです。

本記事では、ランディングページ(LP)の特徴を踏まえ、高い成果を発揮するための考え方や方法について解説していきます。

ランディングページ(LP)は本当に必要?

企業が自社のサイトを作る際には“コーポレートサイト”と呼ばれるWebサイトを作ることが多いです。そんな中でランディングページ(LP)を作る必要はあるのかという点について解説していきます。

ランディングページ(LP)の目的とは

ランディングページ(LP)を作る目的は「ユーザーに何かしらのアクションをしてもらうこと」です。

ユーザーに求めるアクションは企業ごとに異なり、「商品の購入」や「資料請求」「サービスへの申し込み」「求人応募」「問い合わせ」などさまざまあります。

Webサイトではダメなの?

先述した目的を果たすためには、ランディングページ(LP)ではなく、コーポレートサイトのようなWebサイトではだめなのかと思う方もいるでしょう。

通常、Webサイトでは10ページなどの複数ページで構成して「事業内容」や「会社概要」「実績」などさまざまなコンテンツを発信していきます。

ページ数が多ければ多いほど発信できるコンテンツや情報量が増えますが、ページ数が多すぎると、そのWebサイト内では何を一番伝えたいのかという点が不明確になりやすいのです。そのため、コーポレートサイトの一部にユーザーをアクションへ導くコンテンツを発信するよりも、ランディングページ(LP)のように特定のコンテンツに特化させ、1ページつづりで発信した方がユーザーに伝わりやすくなるのです。

Webサイトとの併用も可能

企業がホームページを保有する際はなにも1つのサイトだけにこだわる必要はなく、むしろコーポレートサイトのような「Webサイト」と「ランディングページ(LP)」のどちらも保有している企業も多くあります。

「Webサイト」と「ランディングページ(LP)」を併用する際の注意点は、それぞれのサイトを目的別で使い分け、発信する内容も変えるという点です。

同じような内容のサイトが複数あった方が、より多くのユーザーの目に止まりやすくなり効果的だとも思われがちですが、同じような内容のサイトが複数あってもユーザーからすればメリットはありません。

そのため、サイトとしての価値がさがってしまい、最悪の場合Googleからの評価にも影響が出てしまうのです。 もし、Webサイトとランディングページ(LP)を併用するとなった際は、お互いのリンクを貼っておき、ユーザーが行き来しやすくするということを心がけておきましょう。

ランディングページ(LP)が効果的な商材とは

ランディングページ(LP)では、扱っている商材によって制作後の効果に影響します。 それでは、ランディングページ(LP)を制作後に効果が出やすい商材について、代表的な例をご紹介していきましょう。

定期購入系のECサイトは効果的!

特にランディングページ(LP)で効果を得やすいのは「ECサイト」であり、ECを通して購入する商品は効果が出しやすくなっています。

ECとは簡単に言うと通販やオンラインショッピングのことです。

近年、スマートフォンの普及に加え、新型コロナウイルスの影響で不要不急の外出が減ることで多くの実店舗は売上を落としました。しかし、その反面でインターネット上でも商品の購入ができるECサイト(オンラインショッピング)の利用が増えているのです。

総務省が公表している「インターネットショッピングの利用状況」では、年代によって詳細の数値は違えど、EC(オンラインショッピング)はおよそ7割近くのユーザーが利用していると発表されています。

(引用:総務省「インターネットショッピングの利用状況」)

広告出稿と合わせて考える

ランディングページ(LP)はコーポレートサイトののように複数ページではなく、1ページで構成するため、比較的SEOが弱くなってしまいます。そのため、広告と並行して活用して多くのユーザーの目に止めることで効果を発揮しやすくなるのです。

広告といってもさまざまあり、ランディングページ(LP)で効果を出すための広告は主には以下のようなものがあります。

リスティング広告

ディスプレイ広告は、外部のサイトの広告枠に表示させる広告です。

特定のユーザーに対して発信するリスティングとは対称的に、不特定多数のユーザーに対して発信するため、多くのユーザーに対して発信ができますが見込み客の割合は少なくなる傾向にあります。

SNSの普及によって、多くのユーザーが日々SNSを活用して商品やサービスの情報を収集するようになり、企業がSNSに広告を掲載して効果を発揮するケースが増えてきました。

主に活用されている広告は「Instagram」「LINE」が挙げられ、近年「TikTok」の広告も活用されるようになってきています。

SNS広告の強みは「発信力の強さ」と「特定のターゲットに絞って発信ができる」という点です。

動画広告

「YouTube」の利用率が増えている中、動画広告の需要も高まっています。

動画で宣伝をすることで、文章やテキストでは伝えにくい点も明確に伝えられ、ユーザーの興味・関心が引きやすくなるのです。

ランディングページ(LP)と広告運用ができる制作会社を選ぼう

今回は、ランディングページの特徴を踏まえて、効果が出やすい商材や併用する広告について解説してきました。

ここまでで解説したように、ランディングページ(LP)はWebサイトとは使用目的が異なり、効果を出すためには広告との併用が必要です。そのため、より高い効果を発揮するには、ランディングページ(LP)を作るための知識やスキルだけでなく、広告やマーケティングに関するノウハウも必要となります。

また、ランディングページ(LP)を制作後にも放置するだけでなく、定期的な分析や改善などの運用もしなければいけないため、すべてを自社内で済ませるのは困難です。 「ランディングページ(LP)は活用したけど、そもそも制作できる人材がいない」や「ランディングページ(LP)を制作してもその後の運用ができそうにない」という方は、Web広告やマーケティングなど、幅広い知識やスキルを兼ね備えている株式会社グッドラフに一度ご相談ください。