集客のためにWeb広告やデジタル広告を活用する企業が多いでしょう。しかし、広告ごとの特徴や運用代行を依頼する企業を間違えてしまっては、高い効果は期待できません。

本記事では、さまざまな広告の特徴を踏まえたうえで、広告の運用代行を依頼する際の注意点について解説していきます。

集客や広告運営でお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

Web広告とは?特徴を解説

Web広告とは、Webサイトなどインターネット上に掲載する広告のことを指します。同じような言葉で「デジタル広告」というものもありますが、デジタル広告はインターネット以外のさまざまな広告も含まれているのです。

そのため、基本的には同じような意味で活用されていますが「デジタル広告」の方が広義だといえるでしょう。

Web広告の主な広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジン上に表示させる「リスティング広告」や「ディスプレイ広告」をはじめ、InstagramやFacebook、TwitterなどのSNSを活用した「SNS広告」などが挙げられます。

そのほかにも動画上に広告を掲載する「動画広告」や、ブログなどに表示させる「アフィリエイト広告」などがあります。

特に、インターネットやスマートフォンの普及によって多くのユーザーがインターネットやSNS上で商品やサービスの情報収集をおこなうケースが増え、Web広告への掲載によって大きな成果が期待できるのです。 経済産業省の「令和3年度電子商取引に関する市場調査報告書」によると、下記の図のように公表されています。

(引用:令和3年度電子商取引に関する市場調査報告書「図表 3-9:主な情報通信機器の保有状況(世帯)」)

(引用:令和3年度電子商取引に関する市場調査報告書「図表 3-10:広告費全体に占めるインターネット広告費の比率」)

Web広告・デジタル広告運用代行の費用やWeb広告代行を利用する際の注意点

Web広告やデジタル広告の需要が高まっているなかで、広告の運用を代行する企業が多く存在します。

広告運営はさまざまな知識やノウハウ、スキルをもとに根拠のある戦略を立てなければ成果は期待できないため、代行業者に依頼するメリットは大いにあるといえるでしょう。しかし、広告の運営を代行で依頼することで費用が発生します。

そのため、事前にどのような費用が発生するのか把握しておくべきでしょう。それでは、運用代行を依頼することで発生する費用について、解説していきます。

Web広告・デジタル広告運用代行の費用

Web広告やデジタル広告の運用を代行するにあたって発生する費用は主に「初期費用」「広告掲載費用」「手数料」の3つあります。それぞれ解説していきます。

初期費用

初期費用とは、広告を配信するアカウントの作成やキーワード選定、キャンペーンの設定などが含まれています。基本的に運用代行を依頼する際には初期費用が発生しますが、中には代行業者が初期費用無料などのキャンペーンを敷いているケースもあるため、初期費用を抑えたいときは、事前にキャンペーンを実施しているか確認してみるといいでしょう。

広告掲載費

広告掲載費は、広告を掲載するにおいて発生する費用であり、運用代行に依頼したからといって掲載費が高くなることはありません。しかし、広告掲載費は次にご紹介する手数料と関係しています。

手数料

手数料は初期費用と同じで運用代行の業者に依頼する際は発生してきます。手数料は運用代行業者が定めている料金形態によって異なり、主なパターンは「手数料率」「定額」「成果報酬」の3つです。

手数料率は出稿する広告の掲載費に応じて料金が異なり、その割合は10~25%と企業によって大きく異なります。

定額は、広告の掲載費に関わらず一定の料金タイプです。 成果報酬型は、発生する成果に対して料金が発生するため、どのくらいの料金をかけてどのくらいの成果が出たのかによって料金が上下します。

Web広告代行を利用する際の注意点とは

次にWeb広告やデジタル広告に運用代行を依頼する際の注意点についてです。運用代行における主な注意点は次のような点が挙げられます。

  • 初期費用だけに注目しない
  • 実績が多い
  • 自社の商品やサービスを得意としている
  • 丁寧に対応してくれる
  • 人として信頼できる
  • 予算に見合った依頼をする
  • Web広告以外の知識も持ち合わせているか

このように、運用代行に依頼をする際はさまざまな注意点がありますが、中でも重要なのは「その業者を信頼できるかどうか」という点です。

Web広告やデジタル広告の運用を依頼する際は必ず費用が発生するため、運用を任せても効果が出なければ費用が無駄になってしまいます。また、広告による宣伝は企業の顔として宣伝を行うため、むやみやたらに宣伝をすると企業の名前に傷がついてしまうのです。

そのため、ビジネス上のパートナーとして知識や実績を踏まえ、人間性も信頼できる業者へ依頼するべきといえるでしょう。

Web運用型広告の種類

Web広告には、予算やターゲット選定を管理しながら運営する「運営型広告」という種類があり「リスティング広告」と「ディスプレイ広告」がそれにあたります。

それでは、それぞれ詳しくご紹介していきます。

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジン上にて表示させる広告です。事前に特定のキーワードを選定しておき、そのキーワードを検索エンジンで検索した際に表示されるため、商品やサービスに対する興味・関心が強いユーザーに対してアプローチが可能となります。

また、通常自社サイトを検索エンジンで上位に表示させるには、SEO対策という上位表示のための対策を中・長期期間費やさなければいけません。しかし、リスティング広告に掲載することで短期間のうちに上位表示が可能となるのです。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、バナー広告とも呼ばれ、Webサイト内の広告枠に掲載する広告のことです。主に画像やテキスト、動画を活用して配信する広告であり、掲載しているサイトに訪れたすべてのユーザーに対して宣伝が可能となるのです。

リスティング広告とディスプレイ広告の主な違いは「掲載する場所」「アプローチができるユーザー層」「配信形式」などが挙げられます。

SNS広告の種類

先述したように、インターネットやスマートフォンの普及によって多くのユーザーがSNSを活用しており、SNS上の広告の需要が高まっています。そのため、さまざまなSNS広告が活用されているのです。

SNS広告は主に次のような種類があります。

  • Instagram広告
  • Facebook広告
  • Twitter広告
  • YouTube広告
  • LINE広告
  • TikTok広告

SNSはそれぞれの種類によって、主な利用層の年代が異なり、総務省の「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」では下記のような図が公表されています。

この図から、次のような特徴があるといえます。

  • 「Twitter」「TikTok」:10代、20代の若い層が多く利用している
  • 「Instagram」:10代、20代を中心に30代まで幅広い層まで多く利用している
  • 「Facebook」:40代前後の中年層が多く利用している
  • 「YouTube」「LINE」:一番幅広く、どの年代も多く利用している

このように、それぞれのSNSではメインとなる利用者層が異なるため、SNS広告を活用する際は自社の商品やサービスのターゲットとSNSの利用層を重ねることで、より高い効果が望めます。

まとめ

今回は、Web広告やデジタル広告の特徴を踏まえ、運用代行業者に依頼する際の注意点等について解説してきました。ここまでで記述したように、それぞれの広告によって特徴が異なるため、自社の商品やサービス、ターゲットに合わせた広告を活用しなければ効果は期待できません。

また、運用代行業者に依頼する際はお互いの信頼関係が非常に重要となるのです。

もし集客や広告運営にお困りの際は、幅広い広告やマーケティングのノウハウや実績を兼ね備え、数多くのお客様と信頼関係を築いてきた「株式会社グッドラフ」にお気軽にご相談ください。